あなたは将来犯罪者かも!?犯罪者の傾向を知ることができるアンケート

先月、知り合いが「自転車が盗まれたので警察に行っていた」と言っていました。私自身も自転車を幼稚園の駐車場に他人に勝手に移動され警察に怒られたことがあったので、「これは他人事ではない」と思い練馬区の自転車盗について調べてみました。

過去10年間、練馬区の自転車盗は常に5位以内にランクイン

練馬区の犯罪で有名なのが自転車盗ですが、「警視庁HPの区市町村の町丁別、罪種別及び手口別認知件数」によると、ここ11年間の自転車盗の認知件数は上位5位内に入っています。

年度(平成) ランキング 認知件数
21年 3位 3,593
22年 2位 3,556
23年 2位 3,430
24年 2位 3,189
25年 3位 2,847
26年 1位 3,877
27年 4位 3,040
28年 4位 2,568
29年 4位 2,451
30年 4位 2,090
31年 3位 1,958

なぜ、自転車盗は多いのでしょうか?そもそもなぜ、人は犯罪を犯してしまうのでしょうか?メディアでは事件が報道されるたびにコメンテーターが次のような犯罪者の傾向を述べているのをよく耳にします。

・収入や社会的地位が低い
・精神的苦痛や精神障害がある
・知能が他の人と比べて低い

しかし、これらは人が犯罪を犯してしまう本当の原因ではないことが研究によりわかっています。

あなたも今後犯罪を犯してしまうかもしれません

「いやいや、そんなわけないよ」と思うかもしれませんが、誰しも犯罪を犯す可能性があります。特に自転車盗のような軽犯罪は「他にも同じことをやっている人はたくさんいるから」と夜遅くに駅前の放置自転車に乗って帰ってしまうこともありえると思います。そんなあなたの犯罪を犯してしまう可能性を調べるアンケートがあります。

あなたの犯罪者の素質を知るためのアンケート
1.犯罪歴 小学生、中学生のような年齢の低いころから多種多少な犯罪(万引や喫煙など)を行っている。
2.反社会的交友関係 暴走族や○93などの反社会的な行動をとる者との交友がある。
3.反社会的認知 言い訳がましい、犯罪的傾向を持つ人への憧れ、社会的なルールを守らない、他人の何気ない行動を自分に対する悪意のある行動と受け取ってしまう。
4.反社会的パーソナリティー 他人に共感できない、自分ならそうなりたくないことでも他人に対しては冷酷になれる、または残忍である。自己中心的な物の考え方をする。冷静に考えれば後々厄介な問題に合う可能性があっても目先の利益に飛びついてしまう。
5.家庭内の問題 家族と仲が良くない、家族の中の上下関係に大きなストレスを感じている。家族との関わりが薄く、無関心状態にある。
6.教育・職業上の問題 職場や学校での成績が悪い。仕事や学校を頻繁に休む。仕事をしていない。学校や職場での対人関係に問題がある。
7.物質使用 アルコールの摂取や違法薬物を使用している。
8.余暇活動 余暇に自分を責めたり、インターネットのSNSなどで他人を攻撃するような書き込みを行っている。

こんなアンケートの結果にいったいどんな信憑性があるのか?と思うかもしれませんね。このアンケートはカナダの犯罪心理学者アンドリュースとボンタが研究によって導き出した、犯罪の8つの危険因子をを日本語訳したものなので意味のあるアンケートなのです。8つの危険因子のうち1-4まではビッグフォーと呼ばれており、特に犯罪への関連が強いとされています。

反社会的認知

個人的にビッグフォーの中で特に重要だと思うのが「反社会的認知」です。

そもそも認知とは何でしょうか?認知とは物事の味方、とらえ方を指す概念です。認知には判断、価値観、認識、態度、信念などを含みます。

それでは反社会的認知とは何かというと、犯罪を許容したり、むしろそれを望ましいものとして接近したりする認知のことです。筆者が中学生の頃、周囲で万引が流行っている時期がありました。ある日、万引をしている人になぜ悪いことをするのか聞いたことがありました。すると「絶対見つからないから」「誰だってこれくらいのことはしている」「もし見つかっても子供だから許してもらえる」などと言っていました。

このような言葉は無自覚に頭の中で繰り返され、それによって認知が歪み、犯罪を当然の行為だとしても許容するような認知になってしまうのです。

反社会的認知が問題あることがわかると先に述べた

・収入や社会的地位が低い
・精神的苦痛や精神障害がある
・知能が他の人と比べて低い

の人に犯罪者予備軍のレッテルを貼ることが間違っているということお分かりいただけることでしょう。休日は引きこもってろくに会話をしない人でも他人に迷惑を掛ける事なく、ルールを守って生きている人が大勢なのです。

罰を重くすれば犯罪は減るのか?

あおり運転などニュースで犯罪の報道がされるたびに「犯罪抑制のためにもっと罰を重くすればいい」という声がSNSなどで度々目にしますが、本当に罰を重くすれば犯罪は減るのでしょうか?

そもそも認知が歪んでしまっており本人は悪いことをしているとは微塵も思っていないのだから、厳罰化はあまり効果がないのではないでしょうか?

1970年代、アメリカの犯罪学者マーチンソンの研究により、犯罪者の治療は犯罪の抑制にはほとんど効果がないとの(間違った)結論を出しました。

この結論は、アメリカの犯罪学者は法律家、政治家に大きな影響を与えました。その結果、犯罪者にはどんな治療や教育をしても効果がないので、刑事罰をできるだけ厳しく懲らしめるようとしたのです。

しかし、アメリカの犯罪統計を見ると厳罰化には犯罪の抑止効果はほとんどなく、刑務所の過剰収容を招いただけでした。

1970年代には50万人に満たなかったアメリカの刑務所収容数は1980年代以降激増しつ続け、2009年には160万人に達しました。そのためカリフォルニア州だけでも、毎年追加で50億ドル(5000億円)の追加予算が必要になったそうです。

受刑者を収容するスペースがなくなったことに加え、病気になった受刑者に対する適切な医療も提供することができなくなり、治療を待たされるようになったそうです。治療を待っている間に症状が悪化し、順番を待たされている間に自殺してしまうケースが続出しました。受刑者が集団訴訟を起こしたけっか刑務所への収容日数を減らすなどして、収容人数は少し減少傾向にあります。

この結果を見ると、厳罰化をして刑務所への収容人数が増えると

1.国家の財政状況が悪化
2.増税
3.景気の悪化
4.軽犯罪増えるー>再び1から繰り返す

というようになり、財政破綻して犯罪者の数が増え、犯罪の抑止にはならなさそうです。

ちなみに法務省矯正統計統計表によると日本での2018年の刑務所・拘置所の収容人数は51,805人です。

すでに犯罪を犯してしまった場合はどうすればいいのか?

もし、あなたがすでに犯罪を犯してしまった場合はどうすればいいのでしょうか?

薬物や殺人のような重い罪の場合は、刑務所に入所後に専門家を頼るしかありません。窃盗のような軽い犯罪について治療法を書籍で知ることができます。Amazonで「窃盗症」や「クレプトマニア」で検索してみよう。

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