千川通りの桜を眺めつつ、練馬グルメも満喫の3kmおさんぽコース(桜台-富士見台)

ネリマンタイムスをご覧のみなさま、はじめまして。
このたび、ライターとして登録していただきました、観光ライターのMasanoriと申します。もちろん練馬区在住です。こちらでは、練馬区の魅力を訴求できるような、おさんぽ系の記事を中心に、まだ知られざるスポットや、練馬といえばココ!のような注目スポットを絡めて、ウォーキングやランニングコースにもできるようなモデルプランを提案していきたいと思います。よろしくおねがいします。

こういうメディアの場合、一人称は本来「私」として、入稿したほうがよいと思うのですが、他の記事を拝見するなかでの自由度の高さに驚きと開放感を感じつつ、特に示唆されたわけでもないですが、一人称は「筆者」または、普段使いの「僕」を用いて、やわらかい感じでライティングしていこうかなと考えています。

さて、初回なので軽く自己紹介をさせていただきます。筆者は、練馬区歴は5年目の若輩者ですが、埼玉県所沢市の出身なので、幼い頃から西武池袋線沿線には馴染みが深く、一度は憧れから、中央線沿いの中野区に浮気したこともありましたが、やはり西武線が恋しくなって、家族で練馬区に移り住んできました。

この黄色い電車を見ると不思議な安心感があります。

もともとは、書店の旅行コーナーに陳列されている黄色いガイドブックで有名かもしれない、海外旅行関係のメディアでディレクターや編集者として従事するかたわら、自らも取材やライティング、インタビューなどをおこなってまいりました。現在も本業とは別で、その時のご縁で個人事業主として『M-WAVE PLANNING』という屋号で取材ライターオフィスを練馬区で開業し、海外、国内ほかへの観光取材、パンフレットのライティングのほか、セミナー登壇などを生業としております。最近は、官公庁が発行する冊子やプレスリリースもご用命いただいたりと、ほそぼそと活動しております。そんなお堅いクライアントの取材や記事造成が多いなかで、このような(良い意味です)緩い感じで書ける場所を与えていただいたことに、深く感謝するとともに、みなさまに有意義な情報記事となるよう、これから精進していきたいと思います。

趣味は、テーマとの相性もよく、ウォーキングやランニング、ツーリング、ドライブといった、アクティブなイメージのある“ing”系が多いですが、それでもインドア重視なので、たとえばドライブ先の車内で映画を観たり、ツーリング先でひとりキャンプをしてみたり、ウォーキング中にはYoutubeで小説やドラマの朗読を聞きながらだったりと、内向的なのか外交的なのかよくわからない楽しみ方をしています。また重度の筋トレバカでもあります。緊急事態宣言による時短要請に伴い、通っているスポーツジムが休館したり、時短営業になったりと、必然的にマシンではなく外を歩いたり走ったりする機会が増えました。
静まり返った深夜も好きですが、コロナ禍の影響で、昼や夕方など、普段は会社内でPC前に座っていた時間帯の、今まで知らなかった練馬の風景を再発見するに至り、5年ぐらいではまだまだ知らないところが多いと、日々の発見に喜びを感じています。
そんな自分の発見なんかも、ご紹介できればと思います。

千川通りの桜を眺めつつ、練馬グルメも満喫の3kmおさんぽコース(桜台-富士見台)

それでは、第一回目ということで、普段もウォーキングコースとして活用しているおすすめのスポットを紹介します。起点となる場所は、西武池袋線の桜台駅。桜の花が咲き乱れる今、ぴったりのスタート地点かもしれません。ゴールは同じく西武池袋線の富士見台駅までの、全長約3kmほどの軽いおさんぽコースです。途中、ランチに立ち寄ったり、美術館を経由したりと、ガチめのランニングではなく、ゆったりと夫婦で歩くコースを想定してみました。

西武池袋線は、桜台からしばらく高架になります。

今回、ネリマンタイムスの編集部からは、散策記事をおねがいします!と、ふんわりしたオーダーをいただきました。コースを考えるにあたり、まず参考としたのは、練馬区で公式に定められている『ねりまの散歩道』です。あまりご存じの方はいないと思いますが、練馬区内の緑地や史跡、公園を巡る公式の散歩コースが実は9ルートほど存在しています。距離は概ね5kmから8km。路線をまたぐ横に拡がるコースが多いことが特徴的かなと思いました。ただ、このルートが定められた時期が、平成4年(1992年)。実に29年も前のものということで、景観や眺望の変化もあったり、店舗や施設のオープン、クローズなど、街や時代の移り変わりなどもあるなかで、あらためて現在から見た、29年前のルートをたどってみるとか、非公式に新しいルートを考えてみるとか、さまざまなコースの企画が脳内をよぎる中、せっかくWebメディアでもあるので、シーズナリティ(季節性)にフォーカスしてみたいと思い、このコースを今の時期だからこそ取り上げてみました。

まず、スタート地点となるのは、西武池袋線の桜台駅。
高架にある駅で、池袋から各駅に乗車して、うとうとしているときには練馬と勘違いして降りてみたら桜台だった、という経験があるとかないとか、池袋線ユーザーにはおなじみの駅です。桜台という地名は、駅前を通る千川通りに過去に植えられた桜並木にちなんでつけられたという、駅の名前に由来しているとのことで、実は地名よりも駅名が先です。付近には、“桜の碑”という石碑が沿道に建てられており、ご覧になられた方も多いと思います。

なぜか道に対して直角に設置されている桜の碑

この石碑には、桜台の由来について記された立て看板も添えられています。説明によると、練馬では“千川通り”として浸透している通りが、元禄の当時(1700年頃)には、現在の清瀬市に続く道として“清戸道”と呼ばれていたことや、玉川上水から分水された上水道であった由来などが詳細に記されています。なので、当時のこのあたりの景観は、千川の上水道の土手に桜が並んでいた、ということでしょうね。水色、緑色、桜色のコントラストがきっと道行く人々や練馬村に住む方々の癒しになっていたに違いありません。
いまでは、そこにコンクリート色が加わっていますが、それでも春には変わらず花が咲き乱れるさまは、時代の移り変わりと、一方で変わらないものとの融合がわれわれ現代人の楽しむべき景色なのかもしれないですね。

桜並木が続く千川通り

千川通りを練馬方面にしばらく進むと、右手にトヨタレンタカーが見えてきます。ちょっとしたガード下をくぐり、裏道に入ると小規模の飲食店が視界に入ります。今後、別の機会に取材などもしたい場所ですが、もしもお昼どきなら、ここでおすすめの練馬ランチが、名店と名高い『La むめい狼』(ら・むめいろう)です。
マイバスケットのある十字路を左に進むと、奥まった場所に看板があります。初見では通り過ぎてしまいがちですが、店の軒先で職人さんが包丁研ぎなんかをしている場合もあるので、目印になりそうなら参考にしてください。

こちらは、練馬でも珍しいライブキッチンを楽しめる本格洋食店。
広々とした店内では、新型コロナウイルスの感染症対策もばっちり。忙し気に店内を駆け回る店員さんや、キッチン内のシェフのプロの技をぼんやりと眺めていれば、オーダー後の待ち時間もあっというまです。このお店では、カラッと揚げられた鶏のからあげや、コロッケがサクサクの衣とジューシーな味わいで堪能できます。ランチメニューには揚げ物のほか、カレーなどのメニューも提供されていますが、おすすめは「エビとホタテのクリームコロッケと鶏からあげ定食」(840円税別)です。ホタテのコリコリとした食感が楽しめるコロッケ、ソースが抜群にあうからあげ、出汁の味がちょうどいいお味噌汁、完璧な調和がとれたランチ定食をぜひご賞味ください。

狼の看板が目印

■La むめい狼
住所:東京都練馬区練馬1-22-6
URL:https://www.mumeirou.jp/
定休日:水曜日

寄り道してランチを堪能したあとは、そのまま道なりに練馬駅方面に向かい、ココネリの脇の「平成つつじ公園」を横切ります。練馬文化センターを囲うように展開する小さな公園ですが、春には練馬区の花でもあるつつじがあたり一面に咲き、彩られます。ここに植えられているつつじは約600品種、16,000株と豊富で、希少な「練馬の鏡」というつつじの品種も見ることができます。練馬の名がついたこのツツジは、開園記念として久留米ツツジの新品種につけられたそうです。ご近所に住んでいても訪れたことがない、という話をよく聞く公園ですが、さくらと一緒につつじも愛でに、立ち寄ってみるのはいかがでしょうか。

桜のあとは、つつじが楽しみな公園[

平成つつじ公園を抜け、ライフの裏側にあたるマロニエ通りに出ましたら、ルートをまた千川通りに戻します。このあたりは、練馬駅付近にひろがる商店街のまっただなか。朝から夜まで賑やかな通りです。また別の機会にご紹介しようと思いますが、西友の1Fで展開しているスイーツ店や、一本脇道に入ったところにあるカフェや和菓子なんかも食べ歩きさんぽスポットとしておすすめです。

業務スーパーの先には、練馬都税事務所のビルがあります。実はここにはあまり知られていない練馬のスポット“ボールオブジェ”があります。毎日8時から20時、長針が0を指す頃に5分だけ動く、からくり時計です。筆者自身も実は動いているところを見たことがないオブジェですが、タイミングが良ければきっと見られるはず。信号待ちか、ひといきつく間のお楽しみとして、ぴったりの時間を狙ってみてはいかがでしょうか。

ピタゴラ的な装置っぽい外観のボールオブジェ

ケバブ店の交差点を千川通り沿いに進むと、また桜並木が続きます。
ここからしばらくは、春にはさくら、それ以降は新緑を本格的に楽しめる、おさんぽルートに入ります。歩道もひろく、交通量も多くはないので、空や木々を見上げながら物思いに耽りながら歩くには最適です。ところで、この道沿いの東京電力の施設などを横目にしばらく進むと、沿道に突如として出現する、小さな祠があるのをご存じでしょうか。

練馬の守り神にお参り

ここは、GoogleMapによると、「成田山新勝寺」に由来する中村不動尊とされており、祠のなかには不動明王像が祀られています。御朱印も社務所もない小さな祠ですが、練馬の守り神なのかもしれません。荘厳というよりは、どこか神秘的な空気をまとった、パワーを感じるスポットなので、道中に気づくことがありましたら、お参りしてみてください。

さて、高架を走る西武線の眺めとともに、中村橋駅が近づいてきました。もしも、このあたりでランチをとる場合、筆者おすすめのお店をひとつ紹介したいと思います。中村橋駅南口から線路に沿って1分ほど歩いた路地裏にある一軒家のレストラン『Snow goose』(スノーグース)です。住宅街にはためくイタリア国旗が目印です。ここの看板メニューは、シェフ特製のナポリピッツァ。赤いタイルが特徴の自家製の石窯で一気に焼き上げるアツアツのもっちりしたマルゲリータは、季節問わず最高の味わいを約束してくれます。
本場のイタリアンジェラートの種類も豊富で、これから暖かくなる季節、スイーツ補給ポイントとしてカフェ利用もいかがでしょうか。

イタリアの国旗が見える路地に入ればスノーグースがあります

■スノーグース
住所:東京都練馬区中村北4-10-9
URL:http://snowgoose.tokyo/
定休日:水曜日

かわいいモニュメントがたくさんある広場

また、中村橋駅の北口には、「練馬区立美術館」があります。
敷地内には、動物をモチーフにしたカラフルなモニュメントがあちこちに設置されており、フォトジェニックなスポットとしても人気で休日にはファミリーの憩いの場となっています。「練馬区立美術館」では、2021年4月18日(日)まで、「電線絵画展-小林清親から山口晃まで-」が開催されています。近年では、美的景観を損ねるとして撤去されつつある電線のある風景。そこにあえてフォーカスをあてたノスタルジー満載の展示をお楽しみください。おさんぽがてらに立ち寄って、昭和の原風景ともいえる電線絵画を鑑賞するのはいかがでしょうか。

昭和の原風景を思い出す電線絵画展

「練馬区立美術館」では、体験型・参加型のワークショップやイベントも不定期に開催されることがあるので、土日など時間に都合のつくときには、興味のある催しに参加してみるのも良いかもしれません。また、同施設には平時では夜の9時まで開館している「貫井図書館」も併設されており、地域住民の本棚としても満足度の高い施設です。

さてさて、そろそろゴールも近くなってきましたが、甘味がほしいと思いませんか?
中村橋駅付近にもスイーツの名店がありますので、ご紹介します。改札から徒歩約1分の距離にある『Patisserie T Chantilly』(パティスリー・ティ・シャンティ)です。マンションお1階が店舗になっており、白壁に黒い扉、ぽわっとした雨除けはまるで欧州の一角を切り取ったようなおしゃれな外観。入口に置かれた木製のベンチもかわいいと評判のパティスリーです。こちらでは、ドゥミセック(焼き菓子)、フールセック(クッキー)などの本格的な洋菓子が人気。出来立てのパンの香りのなか、好きなお菓子を探してみてください。

Patisserie T Chantilly正面

■Patisserie T Chantilly
住所:東京都練馬区貫井1-5-6 ヒルズガーデン1B
URL:https://www.t-chantilly.com/
定休日:不定休

それでは、千川通りにまたルートを戻します。ここから先も、まだまだ続く桜並木。道を変えて中杉通りを進めば鷺ノ宮、阿佐ヶ谷方面にも行けますが、今回はこのまままっすぐ富士見台に向かって歩きましょう。区間的には、このあたりからは閑静な住宅街が広がり、雑踏からは開放されます。焼肉店の『牛繁』が見えてくる頃には、ゴール間近。交差点を右折し、富士見台の商店街に入ります。

富士見通り

“富士見台通り”と名のついた駅前通りは、スポーツジムやブックストア、ドラッグストアやコンビニなど生活に便利なお店が並んでいます。今回、このコースを記事にするにあたり、実際に歩くほか、GoogleMapなども参考にしながら、これまで気づかずに通りすぎていたスポットなども調べるなかで、ふと気になるスポットが登録されていました。それが、「旧手塚プロダクション跡」。富士見台駅から練馬高野台駅方面に3分ほど歩いた、富士見通り沿いです。

GoogleMapによるとこのポイント

西武池袋線沿いは、大泉学園駅から椎名町まで、アニメの街として町おこしをおこなっているぐらい練馬とアニメの関係性は深く歴史のあるものですが、ここは、あの漫画界の神サマとしても有名な手塚治虫先生のプロダクションがあった場所だそうです。詳しい情報がないので、あくまで登録スポットとしての情報ですが、漫画・アニメファンにとっては聖地かもしれないですね。現地には、肉の越後屋さんのほか、建物の裏手に手塚治虫先生とは関係のない記念碑がひっそりとありました。

コースルート

まとめ

沿道を彩る花々

さて、今回の『千川通りの桜を眺めつつ、練馬グルメも満喫の3kmおさんぽコース(桜台-富士見台)』は、いかがでしたでしょうか。このコースは、満開の桜を愛でるだけではなく、その少し先を見据えた、新緑の季節にこそ、強い日差しと道路に落ちる木々や葉の揺れる影があたたかな雰囲気と魅力を感じるおさんぽコースでもあります。夜桜、散りかけの花吹雪をその身に受けながら、新緑の芽葺きを横目に、いろいろな時期、さまざまな時間帯で楽しめるので、帰路に西武池袋線をお使いの方はぜひ、途中下車して歩いてみてくださいね。

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