禁煙で上級企業をぶっ壊せ!

はじめに

練馬区で6月1日から禁煙医療費補助事業が開始された。概要は以下のようになっている。

内容
禁煙外来にかかる医療費自己負担分の2分の1を補助する(上限1万円)というもの。
(例) 禁煙外来5回受診し 自己負担額「2万2千円」の場合
    ⇒ 補助金交付額「1万円」

定員
100名(令和3年度の定員・先着順)

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たばこは発がん物質爆弾

たばこ白書によると、日本で主に販売されてる紙巻きたばこでは、喫煙によって発生する主流煙の粒子成分が約4,300種類、ガス成分が約1,000種類の合計5,300種類と言われている。これらの成分のうち約70種類が発がん物質である。以下はたばこの煙に含まれる代表的な発がん物質。

アラフトキシンB1
4-アミノビフェニル
2-アミノナフタレン
ヒ素
ベンゼン
ベンゾ[a]ビレン
ベリリウム
1.3-ブタジェン
カドミウム
塩化エチレン
ホルムアルデヒド
O-トルイジン
塩化ビニル
ウラン235,238

これらの発がん物質の中にはあなたの知っているものがあるのではないだろうか?例えば、

ヒ素
1998年に起きたは和歌山毒物カレー事件。地区の夏祭りで提供されたカレーライスに毒物が混入され、カレーを食べた67人が急性ヒ素中毒になり、そのうち4人が死亡した
カドミウム
1910年代から1970年代に岐阜県の三井金属鉱業神岡事務所による鉱山の製錬時の未処理排水により神通川下流域の富山県で発生した公害。患者が「痛い、痛い」とばかり言うのでイタイイタイ病と呼ばれるようになった。日本の四大公害病の1つで小学校の社会の授業で習うので知っている人も多いだろう。
ホルムアルデヒド
建物の壁や天井、押入れ、床フローリグングなどに使用されている合板の接着剤に含まれている。2000年初期にシックハウス症候群としてしられるようになった。自然界に存在する有機化合物で大量に摂取するとがんを発症する。2003年に建築基準法が改正され規制されるようになった。独特の匂いがするので素人でもわかりやすい。
ウラン235,238
ウランは原子力発電に使われる燃料として使われる天然資源。核分裂が連続して起こりやすい物質なので原子力発電のほかに核兵器の原料としても使われている。自然界に存在する物質だが、体内に取り込むと内部被曝しDNAが損傷することで発がんする。
(※普通の食事にも放射性物質は含まれているので誰でも少なからず内部被曝しているが、人間には損傷したDNAを修復する機能が備わっているので、普通の食事に対して神経を尖らせる必要はない)

たばこの税収は約2兆円

なぜたばこは70種類もの発がん性物質が含まれているにも関わらず、コンビニで堂々と販売されているのだろうか?なぜならたばこは税収の財源としてとても魅力的だからである。その金額は年間2兆円を超える。たばこ税は国と市町村で50%ずつ分配され、使い道が決められていない一般財源に入る。

出典:財務省のたばこ税等に関する資料

なんにでも使える多額のお金が毎年自動で振り込まれる、たばこはとても魅力的な税収なのである。
そのせいか、2019年に佐賀県佐賀市の「たばこを買う場合は佐賀市でお願いします」ポスターが市中に貼られ、「けしからん」とネット上で叩かれるできごともあった。

たばこによる税収はそんなに美味しいのだろうか?私たち一般庶民が税金と聞くと、住民税や保険料などを除くと消費税ぐらいしか認識していないが、たばこには「たばこ税」と「たばこ特別税」がかけられているため、食品等の比べると税金の割合が大きい。

例えば1箱20本入りので540円のたばこには

国税=約142円
地方税=約142円

合計=284円のたばこ税がかかっている。

さらに消費税の54円を加えると、タバコの税額は338円である。

このようにたばこは販売価格の約62%が税金という高税率な商品にもかかわらず、ニコチンの依存性によってい値上げしても販売数が落ちにくい国にとっては安定した財源が見込める商品なのである。

上記の内容から「たばこを禁止すれば安定的な税収2兆円を失ってしまうからたばこをなくすのには反対」という意見もある。だがたばこの煙には70種類もの発がん物質を含まれているという事実を思い出してほしい。自然界のありとあらゆる毒物が含まれている煙を吸っているのだから、見た目にはなんともなくても内蔵はズタボロになっていく。

日本では強固に守られているたばこ利権

2018年に発表された厚生労働省研究班から2015年度の総損失額は医療費を含めて2兆500億円に上るこという報告があった。たばこの税収2兆円をわずかに上回っている。

内訳は、喫煙者の医療費が1兆2600億円で主にがんの医療費に使われた。次に受動喫煙が原因の医療費は3300億円で主に脳血管疾患だった。また、ニコチンがこびりついた歯の治療費は1千億円であった。

他にも、たばこの煙が原因と思われる病気で介護に使われた費用は2600億円で、火災による損失は980億円だった。

税収よりも支出方が多いならたばこなんて止めた方がいいのでは?

その意見はもっともである。しかし、日本では決してたばこは無くならない。

なぜなら、たばこは「たばこ事業法」によって守られているからだ。法律によりたばこ産業は健全な発展と財政収入の確保が定められているのである。

1985年にできたこの法律の目的を定めた第一条には下記のように書かれている。

「この法律は、たばこ専売制度の廃止に伴い、製造たばこに係る租税が財政収入において占める地位等にかんがみ、製造たばこの原料用としての国内産の葉たばこの生産及び買入れ並びに製造たばこの製造及び販売の事業等に関し所要の調整を行うことにより、我が国たばこ産業の『健全な発展』を図り、もつて『財政収入の安定的確保』及び国民経済の健全な発展に資することを目的とする。」※引用

この条文からは

日本のたばこ産業は法律によって健全な発展と財政収入の確保が定められている。

ということが読み取れる。

日本でたばこの製造が許可されているのはJT(日本たばこ産業株式会社)だが、その特徴として次の3つが挙げられる。

・日本国のたばこの原料を全て購入する義務
・葉たばこの製造権を唯一持つ事業者
・財務大臣が大株主※リンクする。

このような法的に超優遇されている企業を失くすは到底不可能だろう。

楽に安くたばこをやめる方法

無敵の上級国民企業のJTから自分の健康を守るためにあなたも私も禁煙しなくてはならない。しかし意志薄弱な中年である我々の中には

「いままで何度も禁煙しようとしたけど失敗を繰り返している」

という人も多いだろう。

禁煙しようとしてもたばこをやめられない大きな理由はニコチン依存症になっているからである。ニコチン依存症になるメカニズムは、たばこを吸うとニコチンが脳内に到達し、脳がドーパミンが放出する。ドーパミンは快感や快楽をもたらすが、時間が経過するに従って脳内のドーパミン量が減少し、再びドーパミンを放出するためにたばこを吸いニコチンを補給しようとする。こうやってニコチン依存症になるのである。

禁煙を成功させるためにはニコチンへの強い依存症に対処する必要がある。そこでおすすめなのが禁煙補助薬を使う方法である。

えっ!薬で禁煙なんかできるの??

と思うかもしれない。禁煙補助薬とはどのようなものなのだろうか。

禁煙補助薬はたばこの代わりに薬からニコチンやニコチンに似た働きの物質を体内に取り入れて、それを少しずつ減らしていくことで、禁断症状を起こさないように体を慣らしていくものだ。ニコチンがふくまれているものも存在するが、たばことは違って発がん物質や有害物質は含まれていないので安心できる。

でも薬なんでしょ。今度はその薬の依存症になるのでは?

まったく当然の疑問だ。薬の依存症はたばこの依存症と同じぐらい厄介な症状だからだ。でも大丈夫。たばこの依存症になってしまう要因の一つは一瞬でニコチン不足を解消することによるものだからだ。どういうことかと言うと、たばこを吸った場合は血液中のニコチン濃度が急激に上昇する。対して、禁煙補助薬は依存症にならないようにゆっくりと血中のニコチンを上昇するように設計されているため依存症にはならないのである。白米による急激な血糖値の上昇と、玄米によるゆるやかな血糖値の上昇をイメージしてもらうと分かりやすいだろう。

ちなみに禁煙補助薬を使って禁煙する場合は自力で禁煙するよりも成功率が2倍から4倍上昇することが分かっている。

さらに禁煙補助薬のいい所は価格が安いことだ。一箱540円のたばこを吸う人の場合1ヶ月のたばこ代は540円 X 30=16,200円かかる。一方禁煙補助薬では3ヶ月で12,000~20,000円である。たばこ代の半分から3分の2の費用で禁煙ができて、成功すれば将来に渡って毎月のたばこ代を浮かせることができるのでとてもおすすめだ。さらに冒頭で紹介した練馬区の禁煙事業も併用すればさらに1万円程度費用を削減できる

禁煙補助薬の種類として

・ニコチンを含まない飲み薬
・ニコチンガム
・ニコチンパッチ(市販薬)
・ニコチンパッチ(処方薬)

などがある。

「いきなり病院は」という人は市販薬からはじめるのもいい。

ニコチンガムはニコレット、ニコチネル。ニコチンパッチはニコチネルパッチという商品名で市販されている。

詳しくは練馬区の禁煙外来がある病院を一部紹介するので参考にしてほしい。

しまむらファミリークリニック
きくかわクリニック
おなかの富士見台クリニック
いしだ内科ハートクリニック
小野寺内科クリニック

まとめ

・日本からたばこ産業はなくならない。
・上級国民の力を削ぐために禁煙しよう
・禁煙には禁煙補助薬を利用しよう
・禁煙外来を利用する場合は練馬区の禁煙医療費補助事業を申請しよう

最後にこちらをお勧めしておく

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