リモートワークができない場にピッタリ、自家製空気循環システムで新型コロナを予防しよう

はじめに

2021年8月に新型コロナウイルスの感染者数が初めて1万5000人を超えた。
練馬区でも感染者の総数累計が1万3000人を超えた。東京都の病院はベッドが埋まってしまっているので、入院したくでもできない状況になっている。筆者の周りの人にもコロナウイルスの感染者が出たことで、いよいよ新型コロナウィルスの影響が他人事ではなくなったことを実感している。

筆者の職場ではこの記事を書いている8月25日時点ではリモートワークを導入はされていない。万が一コロナに感染しても自宅療養という名の放置になるので、どうしても死を意識せざるを得ない。

こんな状況でできることといえば、マスク、手洗い、換気だが、換気は重要だと言われているが新型コロナウイルスの感染予防に対して効果的なのだろうか?

なぜ換気が重要なのか?

新型コロナウイルスの感染が世界各地で確認され始めた初期は、WHOはウイルスの感染経路は接触感染と飛沫感染にあると見てきた。

それから1年以上が経過した2021年7月9日にWHOがまとめた新型コロナウイルスに関するガイドラインによると、「主に屋内で、混雑して換気が不十分な場所で新型コロナウィルスが空気感染することは無視できない」として、空気感染、そしてエアロゾル感染の可能性を上げています。

エアロゾルという聞き慣れない言葉が出てきたが日本エアロゾル学会によると、

「エアロゾルとは気体中に浮遊する微小な液体または個体の粒子と周囲の気体の混合体で粒子のサイズは(0.001μm〜100μm程度 」

とある。

今回の場合、人が息を吐いたり喋ったりした際の飛沫の水分が蒸発して、中身のウイルスだけが残る飛沫核という状態を指す。

現時点では、新型コロナウイルスを含むエアロゾルが人が集まる場所、特に密閉空間に漂った場合にエアロゾル感染する恐れがあると考えられているために、換気が重要視されているのである。

換気の重要性はますます高まる

2020年2月3日に発生したダイヤモンド・プリンセス号での集団感染は覚えている人も多いだろう。感染者が相次ぎ、乗客乗員の3711人の約2割に当たる712人が感染し、13人が死亡した。突発的な集団発生の感染症では前例のない出来事となった。

専門家によると、ダイヤモンド・プリンセス号での新型コロナウイルスの感染拡大は、廊下、天井、排気口から新型コロナウイルスのRNAが検出されたことから、十分な換気が空気中のウイルス濃度の低減に寄与すると報告がなされた。

他にも2020年1月、中国の広州にあるレストランでは、同じレストランで昼食をとっていた3つの家族、合計10名が新型コロナウイルスに感染した。

このレストランに窓はなく、3つの家族はエアコンの吹出口から見て1列に並べられた3つのテーブルに別れた座っていたことから、エアコンの風に昼食をとっていた人の飛沫が流れていき、3つの家族に感染したと報告されている。

自家製の空気循環システムを作ろう

換気をするのには一定時間ごとに窓を開ければよいが、結構頻繁に行わなければならず、そのたびに思考が中断され、面倒になる。そこで下記のような空気循環システムの構築を提案する。

このシステムではエアコンの空気をサーキューレーターを使って、循環させ窓やドアに空気を送り出すことができる。

サーキューレーターがおすすめ

自家製空気循環システムの構築には扇風機よりもサーキュレーターをおすすめする。

サーキュレーターは扇風機と外見がよく似ていてどちらも風を発生させるための家電である。異なるのは使用目的だ。旋風機は涼しさを感じることを目的としているのに対して、サーキュレーターは空気の循環を目的としている。

扇風機とサーキュレーターは目的が異なるのだからその使用方法も異なる。扇風機は体に風が当たる前提で作られているため風速は控えめな代わりに、首振り機能などを使って広範囲に風を送る事ができる。

一方でサーキュレーターは室内全体の空気を効率的に動かすことを目的とするため強い直進的な風を送り出す特徴を持つ。扇風機は人がいない真上には風を送ることはできないが、サーキュレーターは室内の空気の循環を目的としているので真上にも風を送ることができる。

夏場にエアコンをつけていると冷たい空気は部屋の床に移動するので頭は火照っているのに足元ばかりが冷えて困ることがあるが、サーキュレーターを使えば、床の冷たい空気を上部の暖かい空気の方に送り込み、上半身と下半身の体感温度を近くすることができる。

サーキューレーターの選び方

どのようなサーキュレーターを選べばよいのか?

電気代と商品の価格で選ぶ

サーキュレーターの駆動モーターにはDCモーターとACモーターがある。この2つの違いはDCモーターは風量の調節がしやすく、商品電力も小さいが商品価格は高め。一方ACモーターは先程とは逆で風量は扇風機のように弱・中・強のように段階的な切り替え機能となっていて、価格も比較的リーズナブルである。一般家庭に普及しているのはACモータータイプである。

DCモータータイプは価格は高めだがランニングコストは低いので長く使用したいと考えている場合や風量を細かく調節したい場合はこちらがおすすめ。

ACモータータイプはランニングコストは高めだが安価なので初期投資を抑えたい方や、風量にあまりこだわりがない場合はAはこちらがおすすめ。

動作音が静かなものを選ぶ

サーキュレーターは風力を強くすると結構大きな音がするので静音性を気にする場合はチェックしておく必要がある。音の大きさはデシベル(dB)で表されるがサーキュレーターを選ぶ際には仕様の確認の際にデシベルの欄を見ておこう。

以下は騒音の目安である。

20デシベルー木の葉が触れ合う音
30デシベルーささやき声
40デシベルー図書館の騒音
50デシベル-換気扇の音

適用畳数と到達距離があっているもの

せっかく購入したサーキューレーターの風力が部屋の届かないと換気の効果が十分に得られなくなるので、部屋の広さにあったサーキューレーターを購入したい。またサーキュレーターのモデルによっては、風の到達距離を掲載しているものもあるので、設置したい部屋の面積に合うように選んで見ると良い。

1Rぐらいの個人宅ならDCタイプが、事務所のような3L以上の間取りならばACタイプのが適している。

まとめ

・WHOによってエアロゾル化した飛沫がコロナの感染経路の一つとして示唆されている
・エアロゾル化した飛沫を体内に吸い込まないようにするためには、室内の換気を重視する
・自家製の空気循環システムを構築すること自動で換気ができる
・空気循環システムで使用するサーキュレーターは室内の間取りによって適切なものを選ぶ

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