元AKB北原里英「毎日叫びました」ホラー映画主演

 開園から92年になる、東京の老舗の遊園地「としまえん」が、タイトルも舞台もそのままに映画化されることが24日、分かった。女優北原里英(27)が主演を務めるホラー映画は、今年5月に全体のシーンの90%以上を同園のロケで撮影された異色作だ。来年の公開予定。
 以前から、シュールな広告展開などユーモアセンスにたけていたとしまえんが、ついに映画になる。


高橋浩監督が「大きな目で驚いて怖がる演技が、ホラーにピッタリ合う」とほれ込んだ。4月にNGT48を卒業したばかりの北原が、ヒロインに起用された。
 としまえんで呪いにかかった女性らが、園内で次々に行方不明になっていく物語。北原は「毎日、キャーキャーさけんで撮影していました」と振り返る。また「4、5年前にAKB48のメンバーの横山由依、内田真由美、鈴木まりやちゃんと4人で遊びに来て、すごく楽しかったんです。でも、実は、お化け屋敷やミラーハウスは、ちょっと本気で怖いんですよね」とも明かした。
 菅谷英智プロデューサーは、としまえんのリピーターで「ある日、閉園時間にお客がまばらになり、夕焼けに照らされた園内をふと目にした時、言いようのない寂しげな雰囲気に戦慄(せんりつ)を覚えまして。その時に『楽しい場所が突如として恐怖を感じる場所に変化する。ここを舞台にしたホラー映画を製作したい』と思い立ちました」と説明した。
 北原は、2月の主演ホラー映画「サニー/32」でも怪演を披露した。そんな北原が、本物の不気味さを醸し出す、年季の入った回転木馬やお化け屋敷で、再び大絶叫する。としまえんの恐怖のアトラクションが、スクリーンで体験できることになりそうだ。
 ★卒業後映画初主演「バリバリ働く」
 アイドル卒業後の映画初主演になった北原は、現在も初主演舞台「新・幕末純情伝」を上演中。4月の卒業後も休みなしで活動する。「AKBの先輩には、卒業後に休む方々もいましたが、私はそんな立場じゃないですから。バリバリ働かせていただきます」。今後も、各方面で引っ張りだこのようだ。
 ◆としまえん 東京・練馬区の遊園地。1926年(大15)開園。昭和に入り西武鉄道の所有となり、65年に世界初の流れるプールを設置するなど、遊園地の乗り物も含めて施設が充実する。広告展開がユニークで、90年のエープリルフールに「史上最低の遊園地」との新聞の全面広告を出したり、野村沙知代さんの水着姿や、AKB48をマネした平均年齢48歳の女性による「TSM48(トシマ48)」のポスターを制作。最近では「明治うがい薬」のカバくん出演で「うがい 手洗い イルミネーション、アイススケート」とPRし、シュールなCMなども話題に。制作の東映ビデオは「ノリの良いとしまえんさんが、映画制作に賛同してくださりました」。

引用元:BIGLOBEニュース

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